Panasonic 2色放射温度フィードバック制御レーザ
多様な産業分野で活躍する2色放射温度フィードバック制御レーザの詳細をご案内いたします。

現場のお悩み
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超音波ガスメータなど高精度デバイスの生産現場
「はんだ付けができる条件設定に手間がかかるため、プロセス確立までが難しい。
海外展開を考えているので、誰でも分かりやすい温度設定にしてほしい!」 -
車載電装系モータデバイスの生産現場
「高出力のレーザではんだ付けしているため部品の状態によっては焦げが発生し、リワークもできないため廃棄による
ロスコストを削減したい!
またレーザの出力効率に個体差があるため、電流値設定ではなく、温度設定で運用したい!」

2色放射温度フィードバック制御レーザとは
- 2種類の赤外線波長を組み合わせることで材質の放射率の影響を少なく放射温度を計測し、正確に温度をフィードバック制御しながら照射するレーザです。
2色放射温度フィードバック制御レーザ
原理と概要
ー 2色放射温度計の原理

放射温度計は、物質から放射される赤外線の強度を測定して、物質の温度に変換しています。
単色放射温度計で金属を測定する場合は、放射赤外線波長測定する物質によって、放射率が変わるため、赤外線放射強度がバラついて正確な測定ができません。
2色放射温度計は、2つの計測波長λ1とλ2の強度比を温度に変換するため、赤外線放射強度の温度変換ではくなり、放射率の影響が少ない温度計測が可能です。またヒュームなどによって遮られて放射赤外線強度が低下しても温度計測が可能となります。
単色放射温度計で金属を測定する場合は、放射赤外線波長測定する物質によって、放射率が変わるため、赤外線放射強度がバラついて正確な測定ができません。
2色放射温度計は、2つの計測波長λ1とλ2の強度比を温度に変換するため、赤外線放射強度の温度変換ではくなり、放射率の影響が少ない温度計測が可能です。またヒュームなどによって遮られて放射赤外線強度が低下しても温度計測が可能となります。
ー 2色放射温度フィードバック制御レーザの原理と概要

2色放射温度計動向軸鏡筒は、加工レーザと同軸上に放射された放射赤外線をミラーで反射し、温度センサー①②のそれぞれの波長に分離して強度を計測します。また同軸上に観察カメラを搭載できるため加工点を観察しながら温度計測が可能です。
ここで計測した強度信号を温度に変換し、ターゲット温度になるようレーザの出力信号を調整し加工しています。
ここで計測した強度信号を温度に変換し、ターゲット温度になるようレーザの出力信号を調整し加工しています。
導入シチュエーション(はんだペーストの動画事例)
2色放射温度計では予備加熱、本加熱ともに温度フィードバック制御しており、はんだペーストの突沸やワークの焦げがなくはんだ付け可能となります。
動画内右側上段:2色放射温度計
動画内右側下段:単色放射温度計
導入効果
2色放射温度フィードバック制御レーザの導入により、運用面や環境面において、以下のメリットがあります。
- レーザはんだ付け条件の設定にかかる工数削減(1/4程度)
- 廃棄によるロスコストの削減
- 消耗品交換が少ないことによるランニングコストの削減
- 高効率、低消費電力によるCO2排出量の削減
大阪府門真市にある当社アプリケーションラボでテスト加工ができます。
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コンパクト接合レーザ 技術担当:永田