CASE STUDY導入事例

350mの長距離搬送を自動化
夜間の人手不足を解消


神戸市立医療センター中央市民病院様

都道府県:兵庫県  導入台数:2台(検体搬送1台、薬剤搬送1台)

 

概要と特徴

神戸市立医療センター中央市民病院様は兵庫県神戸市中央区にある医療機関で、充実の救急医療や高度先進医療を提供する神戸市の基幹病院です。

神戸中央市民病院様_導入事例


現在、本館の病院建物内で薬剤、検体などの搬送を行なう場合は、天井裏等にレールを這わせた「高速トレイ搬送システム」が利用されていますが、昨年の南館(旧先端医療センター病院)の統合にあたり、本館1 階の薬剤部から2 階の連絡通路を経由して南館5 階病棟までの350m あまりの行程の搬送が必要になりました。

本館同様の搬送システムを延長し本館と南館をつなぐ場合は、大がかりな工事と費用がかかり、さらに350m あまりの距離を人手搬送するには、夜間の人手確保が問題となり、導入費用や維持費用が合理的な「HOSPI」が導入されることになりました。
 
現在院内には2 台の「HOSPI」が導入され、夜間・深夜帯に搬送が行われています。スタッフが持っているIC タグで認証すると、収納庫のロックが解除。薬剤を入れ画面に表示されている行き先を選択し、移動開始をタッチ。すると、「HOSPI」は記憶している院内地図に基づき、廊下を自走し2 基のエレベーターを乗り継ぎ、4 箇所のセキュリティドアの開閉を行い南館病棟にたどり着きます。この他、逆にあたる南館病棟から本館検査室への検体搬送にも活用しています。
 

ICタグで認証し収納庫を解除

画面タッチで表示されている行き先を選択


自動で設定された行き先に移動する「HOSPI」
 
途中、車椅子の患者さんや点滴台などに出会っても、高性能な障害物検知センサシステムにより安全に衝突を回避。ボタンを押す自動ドアとも連携して通過し、エレベーターにも自動で乗ることができ、乗る際には発話し、周囲への安全を誘導します。
現在地はPC の院内地図上で把握でき、内蔵しているセキュリティカメラにより「HOSPI」が見ている映像がリアルタイムで確認できます。
また、スタッフ・患者様の安心・安全のために、誰がいつどのような搬送をさせたかの履歴や、走行中の目線映像が記録されています。

 

「HOSPI」が移動する長い廊下 2台の「HOSPI」が活躍
稼動後、所定の充電器へ帰っていく「HOSPI」 待機状態
「HOSPI」が認証自動扉の開閉を行い移動 「HOSPI」が自動で乗ることができるエレベーター
稼働するロボット同伴でのエレベーター利用は業界の
ガイドラインで禁止のため、制御する機器がエレベー
タに設置されている
PCの院内地図上で「HOSPI」の現在地や映像が確認できる

 

主な納入機器

 ●自律搬送ロボット本体 2台
 ●統括サーバ 1式
 ●ネットワークディスクレコーダー 1式
 ●管理PC 2式
 ●呼出PC 3式 他

 

人手不足に、最も現実的な一手を

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